生物多様性みどり賞
歴代受賞者
※受賞者のプロフィールは受賞当時のものとなります。
2024年受賞者
ヴェラ・ヴォロノヴァ (カザフスタン)
カザフスタン生物多様性保全協会 エグゼクティブディレクター

ヴェラ・ヴォロノヴァ氏は自然保護・回復を専門とするカザフスタンの市民社会組織 ACBK の優れたリーダーです。ヴォロノヴァ氏は複数国の政府や自然保護団体と連携し 中央アジア全域における種の回復、保護区の創設、自然保護法の整備に取り組んでき ました。特に絶滅が危惧される状態までに陥っていた草原地帯の哺乳類個体群の回復 と移動コリドー(※1)の回復、中央アジア・フライウェイ(※2)の保護において大きな功 績を残しています。彼女の活動は多くの農村コミュニティの生活を改善し、環境保護 問題について次世代を教育し、国境を越える移動動物の保護に貢献しています。今後 のさらなる国際的な活躍が期待されます。
※1移動コリドーとは、野生動物が移動できるよう保護された自然生息地帯。
※2 中央アジア・フライウェイとは中央アジアに位置する渡り鳥の飛路。
イサベル・アグスティナ・カルデロン・カルロス (ペルー)
環境活動団体 スマック・カウサイ 創設者兼 CEO

スマック・カウサイ(良い生活の意)の創設者兼 CEO であるイサベル・アグスティ ナ・カルデロン・カルロス氏は、花粉媒介者の減少を食い止め、回復させる保護活動を 指揮する一方、地域コミュニティの社会経済的発展を推進しています。「ビーハニー・ ルート」プロジェクトはアグロツーリズムを活性化し、蜂蜜の生産と観光収入を生態系 の回復、原生植物の再植林、研究、保全に充てています。生物多様性を保全し、持続可 能な生計を支え、男女平等を推進するこの活動は、生物多様性と市民社会の双方に利益 をもたらす革新的なビジネスモデルを構築しています。
2020年受賞者
ポール・エベール
カナダ
カナダ ゲルフ大学 統合生物学部教授
メリーナ・サキヤマ
ブラジル
生物多様性「グローバルユースネットワーク(GYBN)」 共同創設者
ウィルシー・エマニュエル・ビニュイ
カメルーン
環境活動団体「カメルーン ジェンダー・環境ウォッチ (CAMGEW)」創設者
2018年受賞者
キャシー・マッキノン
イギリス
国際自然保護連合 世界保護地域委員会(IUCN/WCPA)議長
アサド・セルハル
レバノン
レバノン自然保護協会(SPNL) 事務局長
アブドゥル・ハミド・ザクリ
マレーシア
前マレーシア首相科学顧問
2016年受賞者
アルフォンソ・アギーレ=ムーニョス
メキシコ
島嶼(とうしょ)生態系保全グループ 事務局長
ユーリ・ダーマン
ロシア
世界自然保護基金ロシア アムール支所 所長
ヴァンダナ・シヴァ
インド
ナウダーニャ 創設者・代表
2014年受賞者
カマル・バワ
インド
アショーカ生態学環境研究トラスト(ATREE、インド)代表
アルフレッド・オテング=イエボア
ガーナ
ガーナ生物多様性委員会 議長
ビビアナ・ヴィラ
アルゼンチン
ビクーニャ/ラクダと環境 学際研究プロジェクト(VICAM)代表
アルゼンチン学術研究会議(CONICET) 主席研究員
2012年受賞者
フアン・カルロス・カスティーリャ
チリ
チリ カトリカ大学生態学部 教授
ロドリゴ・ガメス=ロボ
コスタリカ
コスタリカ生物多様性研究所(インビオ)代表<
ボ・クイ
ベトナム
ベトナム国家大学ハノイ校自然資源管理・環境研究センター名誉総長
2010年受賞者
ジャン・ルミール
カナダ
生物学者 探検家 映画製作者
グレッチェン・C・デイリー
米国
スタンフォード大学 教授
エミル・サリム
インドネシア
インドネシア大統領諮問会議 議長
2010年 国際生物多様性年特別賞 受賞者
アンゲラ・メルケル
ドイツ
ドイツ連邦国首相