大学連携

当財団は、持続可能な社会の実現に向け、早稲田大学、東京大学、東北大学、京都大学、千葉大学の5大学と連携し、地域が求める里山づくりを目指します。

早稲田大学

2020年9月、時代に即した環境課題の解決を目指すため早稲田大学と連携し、「AEON TOWAリサーチセンター」を設立しました。双方のこれまでの経験や知見、学術研究を結合し、地域課題対応や、国際環境人材育成について協力して取り組んでいます。

※リサーチセンター名のTOWAのTOはセンター設立を提唱したイオン名誉会長の岡田卓也、WAは早稲田大学、そしてTOWAは「永遠」という事で、イオンのラテン語表記の意味を含んでいます。

連携実施内容

森づくり 環境、地域の伝統・文化に配慮した、木を植えるとともに、木を育て、木を活かす活動
地域づくり 森づくりを通じて環境、経済・社会が統合した持続可能な地域づくり
人づくり 次世代を担うグローバルな環境人材・リーダー育成

2022年からは寄附講座を開設し、里山を介した持続可能な社会づくり(サスティナブルコミュニティ論)を通じて各地の代表的な里山にて研究を行っています。

東京大学

2017年から2021年までの5年間、東京大学未来ビジョン研究センターと国際研究機関「フューチャー・アース」との連携で、「いま次世代と語りたい未来のこと」をテーマに「イオン未来の地球フォーラム」を実施しました。

イオン未来の地球フォーラム

2022年3月に、自然と調和した健全な人間社会の構築と地域の経済再生を目指し、同センターと新しい研究ユニット「イオン東大里山ラボ」を設立しました。新たな里山のコンセプトとして、神奈川県秦野市において里山保全活動がフレイル予防につながり、健康長寿に結びつく研究をしています。

東北大学

2021年6月、東北大学災害科学研究所、イオンモール株式会社、イオン環境財団の3者で、「産学連携協力」に関する協定を締結しました。安全で安心できるレジリエント・コミュニティーの創生を目指し、「イオン防災環境都市創生共同研究部門」を立ち上げ、協働を開始しました。

取り組み概要

〜レジリエント・コミュニティ創生に向けて〜

防災・減災
(継続性)

・BCPの仕組みの構築、脱炭素社会をベースとしたスマートコミュニティなど新しい 防災・減災の取り組み

・災害時の地域住民・利用者をサポートするための取り組み

・東北大学学生などとのワークショップの開催など

杜のデザイン
(創生)

・郷土種を活用・選定など地域の自然環境に最も適した土地本来の樹木を育てる緑化計画の立案

・東北大学学生などとのワークショップの開催など

感染症対策
(健康管理)

・館内の感染拡大防止策
※建物仕様の見直しや空調システムの対応など

・ITを活用した感染予防に関する情報発信などソフト施策の取り組み

2021年より仙台近郊にて自生種の種子を地域の小学生とともに採取・育苗し、大きくなった苗は防災に配慮した都市景観づくりに活かされます。

京都大学

2022年7月、森里海連環学に基づく新しい里山・里海の共創に向け、教育・研究・社会連携活動を推進することを目的とし、京大フィールド科学教育研究センターと共同して「新しい里山・里海共創プロジェクト」を開始しました。

具体的には、3か所の実験所で地域のみなさまと一緒に里山・里海の保全活動を実施したり、「里山おーぷんらぼ」の開催や、「里山里海つながるフェス」も開催しました。

千葉大学

2021年の君津イオンの森の植樹をきっかけに、大学院園芸学研究院のフィールド実習(ランドスケープ学実習)の場として景観・生物多様性・利活用に配慮した里山づくりの研究を開始しました。植樹から育樹、バイオマス蓄積、生物多様性の推移の調査を行っており、実習の成果をまとめています。